スパーズ 2-1 アストン・ヴィラ
【ベンチ】
チェルニー、エコト、ダベンポート、マーフィ、ツィグラー
【経過】
58分 ゴール：デフォー
69分 ガリ→マーフィ
78分 ゴール：デフォー
81分 ゴール：バリー
89分 デフォー→ダベンポート
出場は五分五分だと言われていたデフォーとレノンだが、前者は先発に名を連ね、後者はベンチ入りすらしなかった。更にベンチに攻撃のオプションとなる選手はマーフィのみでロビー・キーン、そしてバーナードすら怪我をしている今、FWバーカムくらいは置いておいても面白かったんじゃないのかなぁ。前半、ゾコラがファールを受けて貰ったフリーキックからカウンターを仕掛けられ、ハドルストンとシンボンダが少しルーズな守備をして簡単にクロスを放り込まれ、バロシュにオーバーヘッドを狙われる。密着マークには安定感のあるイ・ヨンピョだが中へ絞った時の対応に拙さが見えた。そのイが攻め上がり中央への折り返しをベルバトフがスルーしてハドルストンがミドルシュートと寒くてハーフパンツの上にジャージを履いたGKキラリーに弾かれはしたが流麗なパス回し。サッカー選手の中に長袖長ズボンがいると違和感を覚える事に気が付いた。あとはベルバトフがキープしてチャンスメイクしたり、ベルバトフがドリブルで突破してシュートしたり、ベルバトフがハドルストンからのロングボールを柔らかいトラップからシュートをしたり、ベルバトフの生え際だったりして前半終了。ハドルストンからの素早い展開で惜しい場面は何度か見られたけど、レノンが不在が響き迫力不足。
後半。開始前にアストン・ヴィラがメルベリとペトロフに代えてバウマとオズボーンを投入。前半に怪我でヒューズに代えてリッジウェルを入れていた為、これで交代枠を使い切った事に。ホームのスパーズが若干押しているものの膠着状態は変わらず迎えた後半62分。素早いカットからボールがベルバトフに渡り、デフォーへスルーパス。それをデフォーが落ち着いて決めて先制。ベルバトフのポジションがオフサイドっぽかったけど得点は得点。こぼれ球に誰よりも速く反応したベルバトフを褒めるべき。ここでリードした所で普段は動かざるごとヨルの如しこと、ヨル監督がガリに代えてマーフィを投入。アレが圧倒的な薄さ！ ガリは中に切れ込むなど良い動きもあったが、SHとしてレノンと比べてしまうと厳しい。そしてこのまま終わるかと思ってたらロビンソンのゴールキックをベルバトフが頭で相手DFの裏に流し、デフォーがダイレクトでゴールへ突き刺し2点目。いやー良かった良かったと安心した所でシンボンダのマークを外し、ドーソンを飛ばしたバリーが決めて1点差。あーあ。そこから勢いづかれて1秒でも早く試合終了の笛が鳴るのを祈るばかり。ヨル監督もロスタイムに入る直前、デフォーに代えてダベンポートを入れ、試合を終わらせに掛かり、成功した。
前回の敗戦から中2日と厳しい日程で、決して良い内容とは言えない試合だったが、あの惨敗を考えれば勝って良かったと言うべきだろう。デフォー、ベルバトフは安定した動きを見せ、ハドルストンは試合を追うごとに貢献度が増してきている。キングとドーソンの不調は気になるが、勝ち点は31になったし、えがったえがった。次節は中3日ホームでリバプール戦。こりゃ勝つなぁ。
