僕が春も近いのに寒いぞ! と勃然としている間に世間ではどうやらオープン戦が行われていたらしい。
三月五日の金曜日に福岡ドームダイエーと対戦したカープ。先発・河内はローテーション候補の名に相応しく5イニングを被安打2,奪三振5,与四死球6、失点4、自責点4と素晴らしい内容。この投球に狂喜乱舞するカープファン。そこに二番手として登板したのが貴重な左腕中継ぎとして期待される広池。しかし彼もまた2イニングで3失点した。やっぱり今年もダメか…そう思った所で期待の星・永川と復活の沢崎がきっちり抑える。ここまで書くと負けたのかと思いきや、何とこの試合は9−7でカープが勝っているのだ。そう、打線が奮起したのだ。去年はセリーグで最も得点の少なかったカープだが、こうなると俄然勇気が沸いてくる。
1番センターでスタメンの森笠は3打数1安打の活躍。7回の守備ではダイエー田口の打球を追って肉離れを起こすというビッグサプライズ。2番指名打者で登場の東出は今年こそはの気持ちが大きかったのだろう。1安打1盗塁に右足首ねんざのおまけまで付いてきた。これで二人脱落。カープのサバイバル修行は始まったばかりだ…。


昨日、三月六日は市民球場にてベイスターズと対戦。先発・大竹はブロック、長谷川という計算できる投手の怪我、期待の河内不調の二大要素により開幕ローテーション入りが確実視されている。そんな大竹投手は5イニングを3失点といまいちな成績。しかし四死球4,牽制ミス、セットポジションが苦手と早くも弱点をさらけ出す豪快な姿で首脳陣に大きくアピール。その後、小林幹英(30歳)が1イニングを完璧仁抑え復活をアピールすれば、貴重な中継ぎ菊地原毅(29歳)も1イニングを被安打4,1失点で切り抜け、 鉄人・玉木重雄(33歳)は2失点、左腕・西川慎一(37歳)は1失点と試合を造り上げた。投壊レベルMAX。
打線も7安打2得点と奮起し試合は2−7で敗れた。期待の新人・尾形は1安打を放ちこれで守備が上手かったら完璧なのになぁとお馴染みのため息を漏らした週末。優勝する材料しか見当たらない。