浮世絵三部作から塔馬双太郎が帰ってきた。世界を舞台にモサドナチスも登場する歴史サスペンスでどんな大袈裟な事も「ゴッホの絵が掛かっているんだ」という一言を免罪符に進んでいくストーリーは少々強引かと思いましたが、それを上回るくらいの謎解きにぐいぐい引っ張られて、アッという間に読み終えました。世界に羽ばたいた双太郎が次はどの歴史ミステリーに挑戦するのか今から非常に楽しみです。