刻謎宮(1) (講談社文庫)

刻謎宮(1) (講談社文庫)

刻謎宮(2) (講談社文庫)

刻謎宮(2) (講談社文庫)

ミケーネ遺跡の王墓を発掘中にシュリーマンが目にしたものーーそれは十二年前に幕末の横浜で、自らが勝海舟に贈った金時計だった。歴史を歪めた"犯人"を探るため、"管理センター"は新選組沖田総司を蘇生させ、古代ギリシァに向かわせた。ギリシァ神話と明治維新、奇跡のコラボレーション・ファンタジー

歴史小説ファンタジー小説、さらにはホラーまでと多岐に渡る執筆活動を詰め込んだような作品。沖田総司アンネの日記のアンネとマタハリギリシャ神話の時代に蘇ってテーセウスとかヘラクレスと冒険を続ける。読み進めながら思い出したのは、姉が昔やばいくらいに嵌ってその道に邁進する切っ掛けともなった炎の蜃気楼。全然歴史に興味の無かった姉が突然、「影虎がね…」とか「直江信綱が…」と言いだし、大変僕を困惑させたのは僕が中学生の頃の話である。ちなみにこの頃、姉の部屋で小次郎×翼とか蔵馬×飛影とか……うわなんだおまえやめftgyふじこ;@