レバークーゼン 0-1 スパーズ


         ベルバトフ  キーン 


   マルブランク            レノン
          ゾコラ  タイニオ

 
   エコト               シンボンダ
         キング  ドーソン 



            ロビンソン


【ベンチ】
 チェルニーイ・ヨンピョ、ダベンポート、ハドルストン、ガリ、ミド、デフォー
【経過】
 36分 ゴール:ベルバトフ
 67分 マルブランク→ハドルストン
 76分 ベルバトフ→ミド


遂にレノンとマルブランクの揃い踏みにタイニオまで付いてきた。付いてきたとはおまけみたいで失礼じゃないか。おかげで両SBの負担は大きくなった気がしないでもないが、右サイドのレノン、左サイドのレノンと攻撃の糸口が出来、それに呼応してボールを見送るタイニオ、ボールを見上げるタイニオ、画面の端っこに見切れるタイニオ、手を挙げてもボールの来ないタイニオ、珍しくボールが来たので嬉しくてドリブルをしてボールを失うタイニオ、下手をするといたの? と言われかねないタイニオ、色んなタイニオを拝めた。
この試合唯一のゴールもそんなタイニオとは関係なく、レノンが突破して折り返した所をベルバトフが押し込んだ形。レノンは相変わらず周りより1つ速い動きで抜け出すか、安易に仕掛けてボールを失うかのどちらかという両チームにとって危険な存在。レノンと言えば先日Sky SportsのCLの記事で"Lennon: Nev predicted Saha miss"という見出しを発見し、何だろと記事を読んだらニール・レノンだったという余談をここに残す。考えてみればレノンなんて名前の人たくさんいるしなぁ。レノン・ギャラガーとか。
一方、凱旋試合で見事点を決めたベルバトフは前線で孤立する事もあったけど、楔のプレーは流石。PAですっ転ぶ辺りも、ロビー・キーンの折り返しをドフリーで外す姿も、日に日にそのボリュームを失っていく髪もまた流石。
あとはゾコラのとりあえずいるけど迫力に欠ける守備とか、エコトの抜かれっぷりとか(これはまぁゾコラマルブランクとの連携もあるけど)、レノンがいるのに以外と安定している右サイドの守備と比べるとやっぱり見劣りしてしまう。高さという欠点に目を瞑ってでもイ・ヨンピョの方が良いかなぁ。そんな守備を危惧したのかヨル監督も67分にマルブランクに代えてハドルストンを投入し、1トップ気味にベルバトフ、その下にロビー・キーンとレノンがいて、ミドルシュートを打たれまくっていた中盤のスペースをゾコラ、ハドルストン、タイニオで埋めた。
キーパーと1対1で外し続けるシュート、凡ミスが多くもう少し安心させて欲しかったが、守備の事を考えると勝てた事が、それよりもシュートを打てている状況がいよいよ本領発揮の時季かと僕を錯覚させる。それはきっとタイニオの所為。タイニオが珍しくフル出場した所為。いつものように後半開始と共に交代させられてくれなきゃこっちがおかしくなるよ。